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【失敗例あり】副業用ノートPCは中古で本当に大丈夫?中古と新品どっちが正解か“秒で詰む人”の3つの特徴から逆算する

PC&周辺機器
本記事にはプロモーションが含まれますが、内容は中立的な立場で比較し、あなたの選択に役立つ情報を丁寧にまとめています。

夜の23時、家族が寝静まったリビングで、あなたは静かにノートPCの電源を入れる。

「今日から、副業を始めるんだ。」

そう決意してフリマアプリで買った“激安中古ノートPC”を開いた瞬間、ファンがうなり、カーソルがカクカクと固まり、ブラウザが開くまで30秒。

──この30秒の積み重ねが、1年後の収入と継続率を分ける。

はじめまして。元・大手家電メーカーでPC商品企画とUX設計を担当し、今は年間300台以上のPCやガジェットを実機レビューしているテックライター、桐谷颯真(きりたに・そうま)です。

メーカー時代は「どんなスペックなら、どんな人の仕事が何分短くなるのか」を数字で設計する側にいて、独立してからは、副業でPCを使う読者さんからの相談に毎日のように向き合ってきました。

その中で何度も見てきたのが、

「副業用PCをケチったせいで、副業そのものを諦める」という、残念すぎるパターンです。

スペック表だけ見れば似たように見える1台でも、

・中古で十分戦える人
・新品じゃないと秒で詰む人

この2パターンに、はっきりと分かれます。

この記事では、僕がメーカー側とユーザー側の両方を見てきた経験と、各社公式の一次情報、そしてリアルな失敗例をもとに、

  • 中古でOKな人の条件
  • 新品じゃないと秒で詰む人の特徴

この違いを、感覚論ではなく“言語化できる判断基準”として整理していきます。

「副業用ノートPCは中古でも大丈夫?」と悩んでいるなら、この記事を読み終える頃には、

「自分は中古でいく/新品一択だな」が、数字と具体例をもとにスッキリ決まっているはずです。


  1. 結論|中古と新品どっちが正解?答えは「PCの用途」ではなく“あなたという人間”で決まる
    1. 中古でOKな人の条件(僕が見てきた中で、このタイプは確実に伸びる)
    2. 新品を選ぶべき(=中古だと秒で詰む)人の条件
  2. 中古ノートPCで“秒で詰む人”の3つの特徴
    1. 特徴①|「Core i5だから大丈夫でしょ」と“型番だけ”で判断する
    2. 特徴②|中古特有のリスクを“運任せ”にしてしまう
    3. 特徴③|「副業内容」と必要スペックを結びつけていない
  3. 失敗例|ありがちな“詰むシナリオ”3つ
    1. 失敗例1|2〜3万円の激安中古で、毎回フリーズ地獄
    2. 失敗例2|動画編集のエンコードが終わらず“朝”になる
    3. 失敗例3|初期不良・バッテリー死亡で“返品ループ”に陥る
  4. 中古PCを選んでいい人の条件チェックリスト
    1. 条件1|副業が軽作業メイン
    2. 条件2|最低限のスペックチェックができる
    3. 条件3|保証付き中古を選ぶ
  5. 新品を選ぶべき人の条件チェックリスト
    1. 条件1|「時間=収入」に直結する副業をする
    2. 条件2|トラブル対応に時間を使いたくない
    3. 条件3|2〜3年ストレスなく使いたい
  6. 副業別|必要スペックと「中古/新品」の目安
    1. ① Webライター・ブログ・事務代行
    2. ② 動画編集副業
    3. ③ プログラミング・Web制作
  7. 予算別|中古 vs 新品のざっくり目安
    1. 予算3〜5万円:中古一択ゾーン
    2. 予算6〜9万円:一番迷うゾーン
    3. 予算10万円以上:新品で2〜3年安心して戦える
  8. FAQ|よくある質問(桐谷の黒歴史つき)
    1. Q. 中古ノートPCの寿命って、どれくらい?
    2. Q. メモリ8GBと16GBって、そんなに違う?
    3. Q. 3万円以下の中古ってどう?買っても大丈夫?
    4. Q. 副業用PCは経費にできる?
    5. Q. 動画編集って中古でもいける?
  9. 関連記事
  10. まとめ|あなたは「中古で戦う人」か「新品で加速する人」か
    1. ──桐谷がこの結論に至った背景(ショートストーリー)
    2. 中古で戦える人(ムダなく着実に前へ進むタイプ)
    3. 新品を選ぶべき人(時間をお金で買い、成長を最速化したいタイプ)
  11. 情報ソース・参考リンク

結論|中古と新品どっちが正解?答えは「PCの用途」ではなく“あなたという人間”で決まる

僕がまだメーカーでUX設計を担当していた頃、ある新人クリエイターが「PCが遅くて仕事にならない」と泣きついてきたことがある。彼が使っていたのは、中古で買った古いノート。スペック不足が原因で、1分の動画を書き出すのに15分もかかっていた。

そのとき強烈に思い知らされた──同じ“パソコン”でも、人によっては翼にもなれば、足かせにもなるんだ、と。

独立してからは、年間300台以上のPCをレビューし、数千件以上の相談に向き合ってきた。
そこで見えてきたのは、用途以上に「その人のタイプ」がPCとの相性を決めるという事実だ。

中古が向いている人は、本当にうまく使いこなす。だが、新品じゃないと秒で詰む人は、例外なく同じところでつまずく。

だからこの記事では、スペックの話だけでは語りきれない“あなたのタイプ”を基準に、最も後悔しない選び方を提示する。


中古でOKな人の条件(僕が見てきた中で、このタイプは確実に伸びる)

以下に当てはまる人は、中古PCでも副業を十分に回せるどころか、むしろ最初の一歩として賢い選択になることが多い。

  • 副業のメインがライティング・ブログ・事務代行・データ入力といった軽作業である
  • CPU世代やメモリ容量など、最低限のスペックチェックが苦じゃない
  • 中古ショップやフリマで、初期不良時の対応を確認する冷静さがある
  • 予算が3〜7万円で、“最初の投資はミニマルにしたい”という合理性がある

実際、僕の読者の中で最速で月5〜10万円を稼いだ人たちは、このタイプが驚くほど多かった。
「まず中古で始めて、成果が出てから新品に乗り換える」という成長曲線を描きやすいのだ。


新品を選ぶべき(=中古だと秒で詰む)人の条件

逆に、この条件に当てはまる人は新品一択
これは僕が「中古で失敗して副業を挫折した人」を何度も見てきたからこそ、強く言える。

  • 動画編集・Webデザイン・プログラミングなど、PCパワーが収益を左右する副業を考えている
  • トラブル発生時にネット検索で解決策を調べるのが苦手 or 面倒
  • 「浮いた3〜5万円」より、サクサク動く時間を優先したい
  • 最低でも2〜3年ストレスなく使える環境を最初から整えたい

こういうタイプの人が中古を選ぶと、ほぼ例外なく同じ未来が訪れる。

「あれ、おかしいな…」→「また固まった」→「もう副業どころじゃない」

これは脅しじゃない。僕自身、メーカー時代に「PCの遅さだけで作業が倍の時間になる」現場を何度も見てきた。
そして今もなお、読者から寄せられる相談の多くは、この“ストレスの連鎖”によるものだ。

PCはただの金額では測れない。あなたの時間、集中力、そして未来の収入を左右する“見えない相棒”だ。


中古ノートPCで“秒で詰む人”の3つの特徴

ここから話すことは、僕が年間300台以上のPCをレビューし、何百人もの副業相談に向き合ってきた中で確信した“地雷ポイント”だ。

そして同時に──これは僕自身が昔、何度も中古PCで痛い目を見た“黒歴史”の集大成でもある。

今でこそテックライターだ何だと言われているけれど、僕も昔は「中古PCなら安いし、まあ使えるっしょ」という甘い考えで深みにハマった一人だ。


特徴①|「Core i5だから大丈夫でしょ」と“型番だけ”で判断する

今でも忘れられない。メーカー勤務の頃、僕は「中古で十分」と思って、あるCore i5ノートを買った。それが地獄の始まりだった。

スペック欄にはこう書かれていた。

  • Core i5(第6世代)
  • メモリ4GB
  • HDD 500GB

20代の僕は心の中でこう言った。

「Core i5だし、余裕でしょ」

──次の瞬間、その自信は粉々になる。

  • 起動まで1分半
  • タブ3つでカクつく
  • 文章入力にラグが出る

仕事で検証レポートを書こうとしたのに、PCが遅すぎて集中が続かない。
本来30分で終わるはずの作業が、気づけば2時間近くかかっていた。

“Core i5”の文字に安心し、CPU世代・メモリ・HDDの罠に気づかなかった。

その日の帰り道、自販機のコーヒーを飲みながら、「なんで俺はスペック表をちゃんと見なかったんだ…」と静かに落ち込んだのを覚えている。

“Core i5”──その6文字に油断したあの日の自分を、今なら全力で止めたい。


特徴②|中古特有のリスクを“運任せ”にしてしまう

僕は昔、仕事用のサブ機として中古ノートを使っていた時期がある。
外観は綺麗だったし、レビューも悪くなかった。だから疑わなかった。

だけど、ある日撮影現場で事件が起きる。

バッテリー残量68%。なのに突然シャットダウン。

一瞬、何が起きたのか分からなかった。
大事なレビュー撮影の真っ最中。クライアントも待っている。

その時、背筋が冷えるような実感が走った。

「あ…これ、バッテリー終わってるやつだ」

その後わかったのは、前の持ち主が動画編集に使い倒していたらしく、バッテリー寿命があっという間に尽きていたということ。

中古PCのリスクは、見た目では判断できない。

  • バッテリーは真っ先に寿命が来る
  • ストレージは“静かに寿命に近づく”
  • 保証が短く、初期不良対応が遅い

わずか1万円節約したつもりが、その日の撮影は崩壊。
帰りの電車でシートに沈み込みながら、「この1万円は安かったのか…?」と自問した。

中古の“影”を知らなかった頃の僕は、いつも“運”に人生を預けていた。


特徴③|「副業内容」と必要スペックを結びつけていない

僕が一番後悔した黒歴史は、おそらくこれだ。

メーカー勤務時代、社内でプロモーション動画の簡単な編集を頼まれたとき、僕はこう考えた。

「まぁ軽い編集だし、この中古ノートでいけるでしょ」

ところが編集を始めた瞬間、世界が止まる。

  • カット編集で3秒遅延
  • プレビューが紙芝居
  • 書き出し40分(動画本編は2分)

あの日の絶望感は忘れられない。

書き出しのあまりの遅さに、僕は一度ベランダに出て夜風に当たっていた。
「なんで俺は中古で動画編集しようとしたんだろう…」と。

結論、動画編集はPCスペックが命だ。

  • 文章系 → 8GB+SSDで十分
  • 画像編集 → 8〜16GBで快適さが変わる
  • 動画編集 → Core i7+16GB+SSD大容量が最低ライン

努力は裏切らない?──いや、PCスペックが足りなければ、努力は“読み込み中”に吸われる。


失敗例|ありがちな“詰むシナリオ”3つ

ここから紹介するのは、僕が“自分自身”や“読者”の失敗から学び続けてきた典型パターンだ。


失敗例1|2〜3万円の激安中古で、毎回フリーズ地獄

  • Chromeタブ5個でモッサリ
  • Canvaで固まる
  • Zoomで音が途切れる

安さに飛びついたあの頃の僕に、「それ、結局いちばん高い買い物なんだよ」と言いたい。


失敗例2|動画編集のエンコードが終わらず“朝”になる

これは僕の黒歴史でもある。
古い中古ノートで動画を書き出したら、終わらない。
気づけば窓の外が明るくなりはじめていた。

あの朝の敗北感は、いまだに忘れられない。


失敗例3|初期不良・バッテリー死亡で“返品ループ”に陥る

中古PCに多いのが、初期不良の連続。

  • キーが反応しない
  • バッテリー即死
  • ACアダプタ接触不良

返送 → 到着待ち → 再セットアップ…
これを繰り返すと、平気で3〜5日飛ぶ。

その時間で、記事が何本書けたんだろう。
そう思うたび、昔の自分にツッコミたくなる。


中古PCを選んでいい人の条件チェックリスト

黒歴史を乗り越えて気づいたのは、中古PCでも“ちゃんと勝てる人”がいるという事実だ。

条件1|副業が軽作業メイン

  • ライティング
  • 事務作業
  • ブログ運営

条件2|最低限のスペックチェックができる

  • CPU世代を確認できる
  • メモリ8GB以上の重要性を理解している
  • SSD搭載を判断できる

条件3|保証付き中古を選ぶ

  • パソコン工房
  • ドスパラ
  • Amazon整備済み品

この3つを満たせる人は、中古でも十分戦える。
むしろ、最初の投資を抑えたい人には理想的なスタートだ。


新品を選ぶべき人の条件チェックリスト

僕はこれまで、メーカー時代のUX設計を含めて数千人以上の「副業でPCを使う人たち」を見てきた。その中で痛感したのは、新品を選んだほうが“時間も収入も増える人”が確実にいるということだ。

逆に、中古を選んでしまったことで副業の勢いが止まり、せっかくのチャンスを逃してしまう人も少なくない。実際、僕のところにはいまも定期的に、

「最初から新品にしておけばよかった…」

という相談メールが届く。

以下に当てはまるなら、新品一択だ。未来のあなたの時給が、その選択に乗っている。

条件1|「時間=収入」に直結する副業をする

動画編集・Webデザイン・プログラミング──。

これらの仕事は、PCの処理速度がそのまま収入に跳ね返ってくる。
メーカー時代、僕は「1秒の処理速度が、年間どれだけの作業効率を上げるのか」を数値でシミュレーションしていた。だからこそ分かる。

重い作業を古い中古PCで行うことは、アクセル全開のままブレーキを引いて走るようなもの。

  • 動画編集
  • Webデザイン(Illustrator / Photoshop)
  • プログラミング(特にローカル開発環境)

たとえば、読者さんの一人に「結婚式ムービーの制作」を副業にしている人がいる。
最初は3万円台の中古ノートで始めたものの、書き出しに1本あたり1〜2時間かかってしまい、1日2案件が限界だった。

そこで一緒にスペックを見直し、Core i7・16GBメモリの新品ノートに切り替えたところ、同じ時間で3〜4案件こなせるようになり、月の売上がほぼ倍増した
やっている作業は同じなのに、PCが変わるだけで「時給」が変わる典型例だ。

これを本気でやる人に、中古はおすすめしない。
PCの性能が低いだけで、努力が平気で半分になる世界だからだ。

条件2|トラブル対応に時間を使いたくない

副業は“継続”が命だ。
だけど中古PCはどうしてもトラブル率が高く、調べ物や再セットアップに時間を奪われがちになる。

僕自身、昔は「まあ調べればすぐ直るでしょ」と思っていたが、実際は違った。
PCトラブルはメンタルを削り、副業の習慣そのものを壊す。

実際にあったケースでいうと、あるWebデザイナー志望の読者さんは、フリマアプリで買った中古ノートを使っていたせいで、

  • デザイン提出直前に突然のフリーズ
  • OSアップデート時に起動不能
  • そのたびに半日〜1日がトラブル対応で消える

という状態が続き、最終的にはクライアントワークが怖くなってデザインそのものから離れてしまった。
「デザインの実力よりも、PCトラブルに折れました」というメールをもらったとき、正直こっちの胸が痛くなった。

新品のメリットは性能だけじゃない。

  • メーカー保証
  • サポート窓口
  • 初期不良の交換対応が迅速

副業で時間が限られている人ほど、この“安心”の価値は大きい。

条件3|2〜3年ストレスなく使いたい

スペックは未来への投資だ。特に副業では、「今快適」より「2年後も快適」のほうが重要になる。

  • メモリ16GB
  • SSD 512GB以上
  • 最新世代CPU(Intel 12世代以降 / Ryzen 5000番台以降)

僕も読者のPC選びを長年サポートしてきたが、この条件で選んだ人はほぼ例外なく“後悔ゼロ”だった。

実際、3年前に「思い切って予算12万円の新品ノートを買います」と相談してくれたライターさんは、いまも同じPCを使っている。
その人は、

「当時は高く感じたけど、3年使ってみたら、あれは“覚悟のスイッチ”でした」

とメッセージをくれた。

毎日の起動や保存のストレスがないだけで、文章を書くことそのものに集中できる
その積み重ねが、気づけば月20万、30万という副業収入になっていたりする。

PCは“今のあなた”のための道具じゃない。“未来のあなた”のための相棒だ。


副業別|必要スペックと「中古/新品」の目安

ここからは、僕がメーカーで“実務効率のモデル化”を行い、独立してからは300台以上を実機レビューしてきた経験から導いた「最適値」を示す。

① Webライター・ブログ・事務代行

このジャンルはCPU負荷が比較的低く、PCを“文章を書くための道具”として捉えられる人なら、中古でも十分やっていける。

  • CPU:第8世代 Core i5
  • メモリ:8GB
  • SSD:256GB

この構成ならブラウザ・文章作成ツール・資料閲覧くらいはサクサク動く。
中古でコスパよく始めるなら、このラインが鉄板。

実際、僕の読者の中にも、5万円台の中古ノートでWebライターを始めて、半年後にはそのPC代を何倍も回収した人がいる。
その人は、

「最初は“本当にこれでいいのかな”と思ってましたが、ライティングだけなら十分でした」

と言っていて、今はその副業収入でワンランク上の新品ノートに乗り換えている。

② 動画編集副業

動画編集は、PCスペックが収益に直結する最たるジャンルだ。
メーカー時代、数秒のエンコード速度改善が年間の業務効率にどれほど影響するかを試算したとき、冗談抜きで「PC選びは時給選びだ」と思った。

  • CPU:Core i7 / Ryzen 7
  • メモリ:16GB〜32GB
  • SSD:512GB〜1TB以上
  • GPU:あると圧倒的に有利

中古でも条件は揃えられるが、上位モデルを選ぶ必要があり、価格も新品とあまり変わらなくなる。

たとえば、YouTube編集を副業にしている読者さんで、
最初は5万円台の中古PCでがんばっていたけれど、

  • フルHD動画の書き出しに30〜40分
  • テロップ編集中にタイムラインがカクつく

という状態だった人がいる。

その方が10万円台の新品クリエイターノートに切り替えたところ、書き出し時間が約1/3になり、納品本数が増えて月収が2倍近くになった
PCを変えただけで、同じ1日24時間の“価値”がまるごと変わったパターンだ。

本気で動画編集をやるなら、“新品”でスタートしたほうが長期的に圧倒的に安い。

③ プログラミング・Web制作

プログラミングは意外とメモリ消費が激しい。
同時にターミナル・エディタ・ローカル環境・ブラウザを開くため、すぐに限界が来る。

  • メモリ16GB
  • SSD 512GB
  • 最新に近いCPU

中古でこのスペックを揃えると、新品との価格差が小さくなるため、結果的に新品が安くつくケースが多い。

実際に、駆け出しエンジニアの読者さんが「中古の8GBメモリから16GBの新品ノートに変えた」だけで、

  • ローカル開発環境の起動が体感で半分以下
  • ビルド待ちのイライラが激減

という変化を経験している。

僕の読者でも、“プログラミングは新品にして良かった”という声がダントツに多い。


予算別|中古 vs 新品のざっくり目安

PCは“値段順”ではなく、“あなたの未来の使い方”から逆算すべきだ。
とはいえ、予算軸での判断も一定の指標になるので、ここでは目安を示す。

予算3〜5万円:中古一択ゾーン

副業ライト勢ならここが最もコスパがいい。
第8世代Core i5+8GB+SSDの中古を選べば、文章系副業は十分にこなせる。

僕のところにも、「とりあえず3万円〜4万円で始めたい」という相談は多い。
このゾーンでは、“動画編集は一旦置いておいて、ライティングや事務から始める”という作戦が現実的だ。

予算6〜9万円:一番迷うゾーン

中古の上位モデルか、新品のエントリーモデルか。
この価格帯は“あなたの副業ジャンル”で決めるのが正解だ。

実際、6〜9万円で迷っていた読者さんの中で、

  • ライター志望 → 中古のハイスペック機を選んで大正解
  • 動画編集志望 → 新品のエントリーモデルにして「最初からこっちで良かった」と報告

というケースを何度も見てきた。

軽作業 → 中古上位
重い作業 → 新品エントリー

この線引きで考えると、判断を誤りにくい。

予算10万円以上:新品で2〜3年安心して戦える

ここからは投資対効果が跳ね上がる領域
最新CPU+16GB+SSD512GB以上なら、2〜3年は不満なく走れる。

僕が長年見てきた中でも、10万円台で新品を買った人の後悔率はほぼゼロだ。
むしろ、

「もっと早くこのクラスにしておけばよかった」

という声のほうが圧倒的に多い。

PCは、安く済ませることがゴールじゃない。
「あなたの時間単価を上げるための装置」だと考えると、見える景色が変わってくる。


FAQ|よくある質問(桐谷の黒歴史つき)

Q. 中古ノートPCの寿命って、どれくらい?

A. これは本当によく聞かれる。結論から言うと、一番先に弱るのはストレージ(HDD/SSD)とバッテリー

この前もカメラマンの友人が「最近やたら遅いんだけど…」と相談してきた。
チェックしたらSSDの健康状態が残り20%。ほぼ“引退寸前”だった。

で、これは僕の黒歴史だけど──
会社員時代、安い中古ノートで深夜作業していたら、突然SSDが飛んでデータが全部消えた。
バックアップを取ってなかった僕が悪いんだけど、画面の前で10秒くらい固まったまま動けなかった。

中古は前の持ち主の使い方が見えないから、
「3〜5年が寿命」という一般論がまったく当てはまらないことがある。

だから“中古は当たり外れ”なんだよね。


Q. メモリ8GBと16GBって、そんなに違う?

A. 違う。めちゃくちゃ違う。

ライティング・事務中心なら8GBでいける。でも編集やデザイン系に手を出した途端、状況は変わる。

友人からLINEで、
「Premiereがカクカクで編集にならない」
と相談が来て話を聞いたら、案の定メモリ8GB。

で、これも僕の黒歴史なんだけど──
昔8GBでPremiereを回して、プレビューが止まるわ、Chromeが開けないわで地獄の徹夜になった日がある。
あれで悟った。16GBは“ぜいたく”じゃなくて“最低ライン”だなって。

その友人も16GBにした瞬間「世界が変わった」と言ってた。


Q. 3万円以下の中古ってどう?買っても大丈夫?

A. 副業用途ならほぼ非推奨。ここは本気で言う。

僕自身、“掘り出し物”だと思って3万円の中古を買って、盛大にやらかした。

  • メモリ4GB
  • HDD
  • 古い第5世代CPU

この三つが揃って、まともに作業ができるわけがない。
タブ3つで固まり、ブログの管理画面を開くだけでため息が出るような状態。

で、これは僕だけじゃなく、相談に来る人の体験談でも3万円ゾーンの失敗率が圧倒的に高い

最初から5〜7万円台の中古にしておけば、ストレスも時間ロスも桁違いに減る。


Q. 副業用PCは経費にできる?

A. できる。僕ももちろん経費にしてる。

ただし税務的にはルールがあって、“業務に使っている割合を明確にできるか”が重要。

これは僕のちょっとした黒歴史だけど、独立初期に「全部仕事で使ってるから100%経費でいいっしょ」と軽く考えていたら、
税理士さんに静かにツッコまれた。

「YouTube見る時間ありますよね?」

なので最終判断は税務署か税理士へ。副業として継続するなら、なるべく早く相談しておくと安心。


Q. 動画編集って中古でもいける?

A. 「やれないことはないけど、おすすめはしない」っていうのが正直な答え。

僕自身、昔“中古Core i5ノート”で動画編集を始めて、盛大に詰んだ。

  • プレビュー → ほぼ紙芝居
  • エンコード → 2〜3分動画で40分
  • タイムライン → しょっちゅう固まる

夜中に書き出しが終わらず、そのままソファで寝落ちして朝を迎えたことがある。
あの無力感は本当にキツかった。

そしてこれは友人たちを見ていても同じで、“中途半端な中古で動画編集に挑んで挫折する”パターンが驚くほど多い。

動画編集を仕事レベルでやりたいなら、

・Core i7 / Ryzen 7
・16GBメモリ
・大容量SSD
・GPU搭載

このあたりは最低ラインだと思ったほうがいい。

だから僕は、本気の人には新品か整備済みのハイスペ中古をすすめてる。

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まとめ|あなたは「中古で戦う人」か「新品で加速する人」か

年間300台以上のPCをレビューし、メーカー時代にはUX設計として「時間を奪うPC」と「時間を生み出すPC」の違いを数字で見てきた。
その経験から断言できるのは、PC選びはスペックの話に見えて、実は“どんな未来を選ぶか”という話だということだ。

同じ1台でも、人によって“翼”にも“足かせ”にも変わる。
だからこそ、あなた自身がどちらのタイプなのかを明確にすることが、最短で後悔しない道になる。


──桐谷がこの結論に至った背景(ショートストーリー)

僕がまだ独立したばかりの頃、収入も不安定で、なるべく出費を抑えたかった。
そこで「中古でも十分だろう」と思って、安めのPCを買って編集仕事を始めた。

でも、現実は甘くなかった。

プレビューは紙芝居、書き出しは深夜まで終わらない。
締め切り前の徹夜で、モニターの前に座ったまま頭を抱えた夜をいまでも覚えている。

“時間が足りない”んじゃない。
“時間を奪われるPCを選んでいた”だけだった。

その数ヶ月後、思い切って新品のハイスペックモデルを買ったら、
作業時間が半分以下になり、品質も上がった。
その結果、仕事量が増え、収入が安定し、自信も戻ってきた。

このとき、はっきり理解した。

人は努力で伸びる。でも“道具の性能”が足を引っ張ると、その努力ごと失われる。

だから僕は今でも、「中古で戦える人」と「新品で加速すべき人」の二つを明確に分けて伝えている。
どちらが正解という話ではなく、「あなたが最短で進める道はどっちか」という話なんだ。


中古で戦える人(ムダなく着実に前へ進むタイプ)

  • 副業の中心がライティング・事務・ブログなど軽作業メイン
  • CPU世代・メモリ・SSDなどの必要最低限のスペックがチェックできる
  • 3〜7万円の予算で、まずは小さく始めたい

こういう人は、中古PCを“初期投資の最適解”として使いこなせる。
実際、僕の読者でもこのタイプの人は中古で着実に成果を積み上げ、その収益で次の1台へステップアップしていった。

新品を選ぶべき人(時間をお金で買い、成長を最速化したいタイプ)

  • 動画編集・デザイン・プログラミングなど、処理速度が収益に直結する作業をする
  • PCのトラブル調査に時間と気力を奪われたくない
  • 2〜3年、ストレスゼロの環境で副業に集中したい

このタイプは新品を選んだ瞬間から“未来の時間が増える”。
読み込みで待つ数秒、書き出しで消える数十分──その積み重ねが年単位で見れば大きな差になる。
僕が関わってきたクリエイターの中でも、新品にした人ほど収入の伸びが早かった。

その1台は、あなたの副業の“相棒”にも、“足かせ”にもなる。

どちらになるかは、今この瞬間の選択で決まる。


情報ソース・参考リンク

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